atelier kiji
 時計作りのことアレコレ3 2016.3.29 前回のつづきで。
プリントの次の課題は木の加工です。
妻K子くん曰く「ミシンと電動糸鋸は原理は同じだ、出来る!」という。

本気か!?

不安なので確実に制作できる方法を、まず探す。
調べてみると『レーザーカッター』というもので簡単に出来そうだと。
イラレのデータで作った図面通りにカットできるとのこと!
これもシェア工房にあるので何度か試しましたが、問題点が。

1.20mm厚の木はカットできない。(見学の時には出来ると言われたのだが・・・)
2.たとえフルパワーでカットしても黒く焦げる(炭化)し焦げ臭い。
3.マシンが壊れたら作れないし、もちろん自分で用意できない。
などなど・・・
スペック上では切れるらしいので、とりあえず製造メーカー日本支社に電話してみた。
しかし、要領を得ない。
試行錯誤しながらレーザーのパワーとスピードの数値を探るしかない。
焦げについては、木に保護シートを貼ったり、ウマを作って浮かせたりすればある程度解決。
しかし、断面については黒こげが防げない、大幅にヤスリで削るか?

製作はレーザーの方が楽ですが、仕事として長く続けるためにはどうすればいいか?
楽な道は(泣く泣く)断念、電動糸鋸での手作業を選択しました。
ミシンが使えるなら電動糸鋸も使える・・・まあ感覚は同じです。
カタチも単純だし細かくないので、質はギリギリって感じです、今は。
仕上げのヤスリがけを丹念にやってますのでご安心ください。

今回は使えなかったけれど、レーザーはサクサクモノ作りができるので、すごく楽しい!
これからのハンドメイド作家にはとても良いものだと思いました。
(おわり)

月ちゃん全身時計
↑参考作品として店頭に置いていましたが、ご希望の方がいたので売っちゃいました!
伊勢丹新宿本館でのオーダーメイド受注会は本日終了。
なお、時計のオーダーは受注会の会期のみの受付としています。ご了承ください。
 時計作りのことアレコレ2 2016.3.17 こんばんは。
お知らせしていた新宿伊勢丹本館5F(ペット用品売り場)にて
先日から始まったatelier kijiオーダーメイド受注会。
今回9回目の開催ですが、毎回事前に担当者から「なんか新しいのない?」
と言われていました。

そんな簡単に新しいモン出来ないと思うんですけど、
そういう挑戦的なのも嫌いじゃないんですよね・・・

そういう中で生まれたのがチャーム式チェーンタイプだったり
エコバッグの新しいデザインだったり、裏生地のバリエーション増やしたり。
新製品やアイデアって他からの圧力(?)から生まれるモンなんですよ。
そう、atelier kijiではね!

しかし今回、クッション作家<布モノ作家<猫作家のkijiさん。
いままで布系作品以外に手を出すのを極力避けてきたんですが、
とうとうネタ切れ・・・木工モノに手を出すことに・・・

まずイメージしたのは「木に高い品質の写真をプリントしたい。」
そして、いつものクッション作品のように「自由なカタチで作りたい。」
おお、きっとかわいいに違いない!
置物?積み木?・・・「そうだ!時計に仕上げよう!」←この発想が一番最後
しかも直感的に『時計は出来まぁす!』といってしまったんです。
まだ作ったことないのに・・・

分野も技術も道具も異なる世界、あるのは完成イメージのみ。
そういえば初めてクッション作った時もそうだったなぁ。
ミシンは線を引けば自動で縫ってくれる最新のものがあるとか思ってました。
時計作りもそんな感じでスタート。

まずは木に写真をプリントする技術はどうするか?
木でもクッションで再現している画質を下回ることは考えられない。
たぶん、いつも使っている熱転写シートでいけると思ってました。
問題点は熱による木の変形、仕上げのオイルによる剥がれや変色、だなと。
何度か試してみて、コツさえ掴めば可能だと思いました。

次に考えたのがUVプリンタによる印刷。
UVプリンタはシェア工房で使ってみて非常に気に入りました。
画質のクオリティは高いし、何より楽チン、大量生産できそう。
問題点はプリントの耐久性が未知。あと使用料が高い。
最終的にダメだと決断した理由は、色の微妙な調整ができない、ということ。
いままでクッション作品も何度もプリンタ出力をしながら微妙な色調整をして作ってます。
この作業が遠隔地の時間制シェア工房で出来るとは思えない。
自己満足とも思いますが、私が良いと思った色で作りたいという理由が一番優先されました。
(つづく)

りこ見えないぞ
↑最近、夜な夜な布団にやってくるようになったりこ。日に日に馴れてくれるかわいいりこ。
「りこ毛布と同じ色だからニンゲンに気づかれない!」とか思ってそう。
 時計作りのことアレコレ1 2016.3.10 お久しぶりです。 来週3月16日から新宿伊勢丹本店5Fのdogdecoさんにて
オーダーメイド受注会(9回目)を開催します。
今回は新しいオーダー作品として『ウッドパネル時計』を制作することにしました!
12月のブログですこしだけ紹介したのですが木製の掛け時計です。
A4相当(30cm×30cm)ぐらいでシンプル&ハイクオリティなモノになる予定です。

制作のテーマとしては・・・
写真プリントのクオリティは下げない!
クッションと同じようにポーズに沿った形に加工したい!
・・・とにかくちゃんとしたモノにしたい!
といった感じでした。

写真については、熱で木板がゆがむ対策、プリントの強度など、
長年培った『勘』でクリアできました。
木へのプリントは問題無し!であります。

もっともムズカシイ課題は木の加工をどうするか?
当初はレーザーカッターでサクサク作れると思っていたのですが、
20mmの木板をカットすることができない(できても焦げる)。
また、ムーブメント(時計を動かす本体)を収納するための加工が、
3D切削機だと時間がかかるし、ルーターなどの特別な機械を使っての加工も
初心者にはハードルが高いし、予算もあれでムズカシイ。

あと、ずっと悩みのタネだったのが文字符(時計の数字のパーツ)。
思うようなサイズ・素材のものが市販で無い。
というか自分たち専門外すぎて探せない!
もしオリジナルを制作するとなるとコスト高に・・・

ああっ!

といった感じでatelier kijiは年頭から新しい時計の制作工程の構想で忙しく、
ブログもおろそか気味ですみませんでした。

でも、オーダー会まであと1週間の土壇場で一つ決まったことがあります!
文字符は思い切ってオリジナル字体で作ることにしました!
近所の製作所で真鍮で作ってもらったホンモノです。
オーダー会では試作品をご用意していますので、興味のある方は是非見に来てください。
よろしくお願いいたします。
真鍮の文字符
back
Copyright (C) 2011-2017 atelier kiji All Rights Reserved.